オススメ本　２冊目　探偵ガリレオ - 現役書店スタッフ芸人カモシダせぶんの「本だけ」

現役書店スタッフ芸人　ウルトラトウフ　カモシダせぶん(松竹)が面白かった本を紹介します。

ベタ中の、ベタ、東野圭吾さんのミステリ短編。その中でも更に、どメジャー。

探偵ガリレオ。

今更かよっ。当然知ってるよっ。ドラマ見てるよっ。福山雅治最高だよっ。

という意見が殺到するであろうと思います。僕も同意見です。ただ、「ドラマで話、知ってるから原作なんて読まないよっ。」って方に、お伝えしたい。

TVドラマ「ガリレオ」と小説「探偵ガリレオ」は

めちゃくちゃ違うんですよっ。と。

小説がドラマ原作として、使われる場合、多少TV的にとか、監督さんの色が加えられて、変わるパターンがありますが。ガリレオは多少どころの騒ぎじゃありません。

まず、主役のガリレオ先生、湯川教授の、相棒でドラマでは柴咲コウさんが、やってる女刑事、内海薫。は、原作では

一切出て来ませんっ。完全にドラマ先行のキャラクターなんです。

原作小説でのガリレオ先生の相棒は、ドラマ第一話でいきなり本庁に出世して所轄から抜けてる「草薙」刑事。北村一輝さんがやられてますね。

ドラマが放映してから出た、探偵ガリレオから何作か後のガリレオシリーズ小説

「ガリレオの苦悩」から急に「内海薫」が登場して主役になります。

TVのキャラが小説にフィードバックしてきた時はめちゃくちゃ新鮮でビックリしたのを覚えてます。

原作には、男二人のむさ臭さがありますね。

また、更に役者の話で言うと、ガリレオ先生は福山雅治さんのイメージが皆さん強いと思いますが

原作を書いた、東野圭吾さんが、探偵ガリレオの後書きで衝撃の一文を綴ってます。

ガリレオは、役者の

佐野史郎さんをイメージして作りました。

そうなんです、つまり小説は福山雅治さんは勿論、佐野史郎さんを当てはめてもピッタシなんです。

だからTVのガリレオはこの2人のコンビ。

それが原作小説だと、このコンビな訳です。

お二人とも僕が大好きな役者さんだ…この実写ガリレオも見たい…

最後に念を押しますが、僕も

ドラマ「ガリレオ」めちゃくちゃ好きですよ。特に実験シーンは実写で観れて感激したし、BGMの超カッコいい音楽を共同担当してるのが

主役である、福山雅治…カッコいい、カッコよすぎる…

(下記はアメブロに書いてた数年前当事ならではの文章です)