オススメ本　１２冊目　永遠の０ - 現役書店スタッフ芸人カモシダせぶんの「本だけ」

現役書店スタッフ芸人　ウルトラトウフ　カモシダせぶん(松竹)の面白かった本を毎日紹介。

今回は

百田尚樹の

永遠の０

まず、この本を読む、きっかけがありまして。

今年の本屋大賞が、百田さんの

海賊と呼ばれた男

と言うニュースを見て

最近映画化されてたり、注目度が高い作家さんだなぁ。特にデビュー作の永遠の０はかなり長い期間、書店でプッシュされてる。

全く読んだことない、けど、図書館で予約したら、今大人気だから待ちで手元に来るの大分遅いんだろうな…

と、Facebookの近況で書いたら

友人と会った時に、その友人がわざわざ持ってきて、僕に貸してくれたのです。凄い凄い有難い。

が

僕の、苦手な小説のジャンルの一つに

戦争、しかも架空のでは無く、実際にこの世界であった戦争を扱ったものにかなりの抵抗があるんです…

が

友人曰く、大丈夫、めちゃくちゃ読みやすいからっ。

と言われ、読んでみると

読みやす～い。

お話が当時の話だけでは無く、むしろ今、近年が舞台で、主人公が、零戦闘機に乗って特攻に行って亡くなった祖父について、祖父の過去の同僚にインタビューして回る。

という設定が、すすすーっと脳に入ってきましたし。とてもドラマティックな話でした。

ビックリしたのが百田尚樹さんは関西の大人気番組

探偵ナイトスクープ

の放送作家をやられてた時期もあるそう。

ナイトスクープも、面白い人達にインタビューして、ドラマティックな話を上手く組み立てる。

なんだか少し似てるなと感じました。(ちなみに僕の相方マリッジスターこうもとさんは結構ナイトスクープ出てた時期があったんです。)

ホントに正直、このテーマは、半分で読むの投げるな…と思ってたのが

面白く、次に、この話がどうなるのか、気になって、最後までちゃんと読み切りました。

この話を読んで、様々な物を貰えるし。どの単語が心に響くかは人それぞれだと思いますか、僕は

仲間

をもっともっと大事にしよう。そう感じました。あくまで僕は。

児玉清さん(司会、俳優業は勿論、読書家としてもとても有名でした。)がゴリ押ししてて、その解説も読み応えありました。

いやはや今回たっぷり書いたな…

ご興味持って頂ければ幸いです。