オススメ本　２３冊目　姑獲鳥の夏 - 現役書店スタッフ芸人カモシダせぶんの「本だけ」

現役書店スタッフ芸人　ウルトラトウフ　カモシダせぶん(松竹)の面白かった本を毎日紹介。

うぶめのなつと読むんですー。

この本を読むのはきっかけがあって

この本の続編に当たる

魍魎の匣

という小説を読もう！と意気込んでたら

うしろシティの阿諏訪さんに

まず姑獲鳥の夏から読めよこの野郎っ。

と叱られたもとい、勧められたからです。

でも評価高いのは魍魎だしなーと思って読み始めたところ

姑獲鳥の夏もめちゃくちゃ面白いっ、しかも魍魎の匣に繋がるエピソードも凄く多いので、皆さん本当に姑獲鳥の夏から読まれる事を強く勧めますっ。

因みに姑獲鳥、というのは女の妖怪の事。

昭和初期に起こる人知を越える怪事件、これは果たして人間の仕業なのか、はたまた妖怪の…

というミステリー、この小説の探偵役の「京極堂」なんだか少し影のある頭の切れるカッコいい男。どことなく

阿諏訪さんっぽいです。

そして、この小説の中心人物になる、神経症で、めっちゃ陰気で、その癖馬鹿の作家、関口という男は

僕っぽいです…

因みにこの、姑獲鳥の夏から始まる京極堂シリーズは一冊がめちゃくちゃ分厚いです。

700p、1000pとかの作品もあります。

なんなら300pぐらいがフリの作品もあって、そのフリの部分をちゃんと読んで乗り越えると

残り700p半端なく面白いですよー。

また阿諏訪さんと、京極夏彦の話したいなー。最近更に半端なく遠い存在になってめっきりライブ被らなくなった…頑張らねば…