現役書店スタッフ芸人カモシダせぶんの「本だけ」

コンテンツリーグさんが各お笑い事務所の「本好き芸人」さんがオススメの本を紹介してる記事です。三四郎小宮さん、脳みそ夫さん、オジンオズボーン篠宮さんなど、ＴＶでよく見る芸人さんに混じって僕も一冊紹介してます。

【世界初？】お笑いビブリオバトル！！～一人っ子カモシダ「インサートコイン(ズ) 」～6/7 - YouTube

旧芸名「一人っ子カモシダ」で本を紹介してる松竹公式のＹｏｕｔｕｂｅ動画の数々

松竹芸人の書評対決「ビブリオバトル」で優勝した時。熱く語ってます。

不思議なホラーパニック小説を紹介してます。

タイトルからしてラノベかと思われるかもしれないノンフィクションを紹介してます。

2018-01-10

オススメ本　１０冊目　乱暴と待機

現役書店スタッフ芸人　ウルトラトウフ　カモシダせぶん(松竹)の面白かった本を毎日紹介。

今回はー。僕の好きなー、小説家でもあり、舞台脚本家、演出家、劇団本谷有希子の主宰でもある

本谷有希子さんの

乱暴と待機

本谷さんの小説の人物描写の濃さは尋常じゃございません。

悲劇だけど、笑える

悲喜劇な話が本谷さん多い。

この乱暴と待機には四人しか登場人物出ません。

兄の事ばかり心配してる妹

部屋にいる妹を天井裏から覗く引きこもり30才の兄

妹と同級生で部屋に乗り込んで妹に暴力振るう女

暴力女のヒモ彼氏

の四人。

兎に角、負の人間パワーが凄いです、どのキャラも。圧倒されます。でも笑える。

またこの小説は、映画化されてまして

引きこもり兄を、浅野忠信がやってるのですが

思ってた浅野忠信からは想像つかない動きやセリフがどんどん出て来て

スーパーキモ面白いですよっ。小池栄子もホントいい。最近の女優、小池栄子はきつさに可愛さも併せ持って無敵なんだよなー。

また本谷さんの小説で、もう一つ映画化してる

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

も、めちゃくちゃ面白いです。

僕は腑抜け野郎なので、悲しみの愛を見せたくなる映画でした。

人間の暗い所も見方によっちゃ凄く笑えるね、凄いね、という事を本谷さんの作品を読むと感じます。

乱暴と待機、引き込まれる小説なので是非。

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2018-01-09

オススメ本　９冊目　死ぬかと思った

現役書店スタッフ芸人　ウルトラトウフ　カモシダせぶん(松竹)の面白かった本を毎日紹介。

中山七里のたっぷりシリーズ三作を紹介してきたので、今日はとっても

お気軽～に読める本を

死ぬかと思った。

これは、小説ではなく、ネットで「死ぬかと思った体験」投稿を集めた話が沢山乗ってます。深刻なヤツというよりか、笑える「死ぬかと思った」

恥ずかしくて死ぬかと思った…

というのも多いです。

深刻なヤツも変な状況だったりするので、何か笑えちゃったり

載ってたヤツで覚えてる物で言うと

入院先のナースコールが壊れて、マラカスを渡されて

苦しかったらこれ振って下さいねー

という話がインパクト強かったです。

僕個人の死ぬかと思った話は

中学時代、他校のヤンキーが、ウチの中学の生徒に

「おいテメーの所の頭だせ、ボコボコにしてやんよ。」

と聞いたらその生徒が

生徒会長の僕を呼び出した事ですね。

あれは恐怖で死ぬかと思ったなぁ…

大体頭の意味が違うでしょ…

公園でケータイのバイブのようにブルブルしながら事情を話したら許してくれました。

こんな様な短い話がポンポン出て来るので楽しい気分になりたい人は是非にー。

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2018-01-08

オススメ本　８冊目　いつまでもショパン

現役書店スタッフ芸人　ウルトラトウフ　カモシダせぶん(松竹)の面白かった本を毎日紹介。

さて、このコーナー二回連続、中山七里さんのクラシックミステリーの紹介をしてますが

決して、シリーズ物にして楽をしてる訳では無く、決して。

クラシック音楽ミステリー三作目、今年発売の最新作。

いつまでもショパン

これを紹介したくてしたくて引っ張ってたのです。

今の所、僕の今年NO.１の一冊なんです。

前二作が、音大が舞台の話だったのが

今作でいきなり、主人公が外人になり、世界的ショパンコンクールが舞台で、テロリストが出てくる。

話デカくなってるーーー。

そしてメチャクチャ話が熱い。出てくる人達も皆キャラが立ってるし。

今までのシリーズの中でもっとも激情をかられるミステリーでした。

前二作のさよならドビュッシーと、おやすみラフマニノフ。この二つは、どちらから読んでも良い、と前回のブログに書きましたが。

いつまでもショパンだけは、前二作を読んでた方がとても良い気持ちになれます。だから、今回、シリーズで紹介したのです。

このシリーズは優雅な音楽描写と、夢、特に、お客様に魅せる仕事の大変さと、熱血具合をこれでもかと読ませてくれる小説です。そこに更に良いミステリーが乗っかってるのが本当に凄い。

僕も、ピアノが弾けたなら…

ダメだ…僕の指、カエルみたいだもの。

あっ、中山七里さんの、「連続殺人鬼カエル男」もめちゃくちゃ面白いですよっ☆

スーパーグログロですが、スーパー良い展開、スーパードンデン返しミステリーですよー。

ともあれ、ほんの少しでもいい、クラシック音楽を聞いてた方は、さよならドビュッシー、おやすみラフマニノフ、そして

いつまでもショパンを読んで欲しい。僕のアメブロでは２０１３年ベストリード大賞になった本です。

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2018-01-07

オススメ本　７冊目　おやすみラフマニノフ

現役書店スタッフ芸人　ウルトラトウフ　カモシダせぶん(松竹)の面白かった本を毎日紹介。

今回は、中山七里のクラシックミステリーニ作目

おやすみラフマニノフ

二作目となってますが

おやすみラフマニノフから読んでも全然オッケーです。

ミステリーの質は両作とも凄くいい。

おやすみラフマニノフは、若手音楽大学生の男子が主人公。(ドビュッシーは女子)

なんですが、この主人公がまぁ貧乏で苦労人で。

若手音楽家の卵は、若手芸人と同じ位辛い。そして熱血。

音大出て、芸人に転向してＴＨＥ　Ｗの決勝に行く「まとばゆう」みたいな不思議な人もいる。

夢持ってる人達には、読んで欲しい。

最後の一ページまで楽しめるミステリーですよ～。

ラフマニノフってお口に入れると、フカフカして甘そうな名前ですよね。

さて、次回はクラシックミステリーシリーズ最新作

いつまでもショパン

を紹介します。今回連続でシリーズをやったのは、この三作目に、特に感動しまくったからです。

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2018-01-06

オススメ本　６冊目　さよならドビュッシー

現役書店スタッフ芸人　ウルトラトウフ　カモシダせぶん(松竹)の面白かった本を毎日紹介。

今回は、中山七里さんの本格クラシック音楽ミステリー

さよならドビュッシー

本格クラシックといっても

のだめカンタービレ読んだ事ある、ドラマ観た事ある

ぐらいの知識があれば全然大丈夫です。僕もそんな感じで読んでてめちゃくちゃ楽しかったですし。知ってればより曲の理解も出来て楽しいでしょう。

話は小さい時に大火傷を負った女の子が、そのハンデを乗り越えて、ピアノの家庭教師と二人三脚でプロのピアニストを目指すサクセスストーリー、これだけでも十二分に読み応えがあるのですが

そこに、ミステリーががっつり絡んでて、十五分、いや、二十分にズッシリ来るとても良いお話です。

因みにこの小説、前に実写映画化されて

主演は、当時大注目の若手女優、橋本愛ちゃん

はー、可愛い。

テレビ小説あまちゃんにもレギュラーで出てましたね。

あー可愛い。

橋本愛ちゃん、可愛い、皆さん是非

違った、いや、橋本愛ちゃんの可愛さは違くないけど

さよならドビュッシー、是非に。ホントに面白い小説です。次回はこのドビュッシーに続く、中山七里のクラシックシリーズ二作目

おやすみラフマニノフ

の記事を書きますー。

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